今年の10月から現在8%の消費税が10%になる予定です。
土地の取引は消費税の対象外(その理由としては、土地は消費されるものではなく、その譲渡(売買)は、資本の移転の一種と考えられるためです。)です。
建物の場合は、売主が個人か法人かで違ってきます。結論は個人所有の土地と建物を買った場合、消費税はゼロです。
不動産会社等の法人から購入した場合は、建物部分の価格については消費税がかかります。
中古住宅の場合、個人の土地・建物を買うケースが大部分なので、結果として消費税はかからないケースが多いわけです。
逆に、新築物件の場合は、大部分が法人所有なので、建物部分については、当然、消費税が課税されます。(もちろん買主負担です。)
中古住宅のメリットとして、(簡単なリフォームをすれば)すぐに住めることがあげられます。
水廻りのリフォームは無理だとしても、ホームセンターを見て廻れば、大抵のリフォーム資材はそろっています。
多くの動物達と同じように、人間にも「巣づくり本能」があるのではないでしょうか。自分の考え、好み、工夫で巣づくり(日曜大工)をするのは意外と楽しいことです。
かつて、車(新車)を持つことがステータスシンボルと思われていた時代がありました。今は、特別な車に乗ることは別として、車は実用性や経済性で選ばれる時代であり、自分の好みに合った中古車を選んで乗るのがあたりまえになっています。
住宅についても、多くの人が「地位や富」の象徴ではなく、実用性・快適性・経済性で選ぶ時代となりつつあります。
そう考えると、中古住宅のマーケットはこれからも一層大きくなると予測できます。マーケットが大きくなるということは、商品(物件)は多くの人々の公平・透明な目で選ばれるということです。
その結果、物件の良い面と問題点をしっかりと説明してくれる不動産仲介業者の役割は、ますます重要となります。結果として、買主にとっては信頼できる仲介業者選びが一層大切になる・・・・・ということは、少し、手前ミソ・自己宣伝と聞えるかもしれませんね。