ネット不動産フロンティアノート



Yahoo、Google、FREE から学ぶもの・・・ No.4-2

フリー(無料)のパラドックスという「経済現象」があります。料金をとらないことで、大金を稼ぐことができるという、見た目の矛盾を含んだ経済活動を示す言葉です。

フリー経済の先駆けとして、無料で受信できるラジオとテレビをあげることができます。

ラジオ局、テレビ局は電波という媒介を使って、無料で情報というコンテンツをお客さまの手元に届けます。この情報の中に「広告」を忍びこませることで収益を上げるのです。

ラジオとテレビは、20世紀の大量生産・大量消費社会、つまり大衆市場(マス・マーケット)を生んだメディア(媒介という意味が語源)だったのです。

21世紀のメディア(情報媒体)は新聞・雑誌などの有料メディアとラジオ・テレビ・インターネットなどの無料メディアに分けることができます。

このうちの、インターネットというフリーメディア(無料媒体)を最大限に活用するビジネスモデルの不動産仲介(媒介)版がネット不動産ということになります。

メディアという言葉そのものに媒介・仲介という意味があることを考えたとき、インターネットと不動産仲介業の相性の良さの根源は、実はここにあったということがよく分かります。

ネット店舗は、別な表現をすれば、物件情報という特定の情報に限定した、インターネット放送局です。この放送局は「双方向性」という画期的な機能も併せ持っているのです。これから、ホームページに動画をとり入れるサイトが普及すれば、ネット店舗は「テレビ局」化していくのではないでしょうか。

しかも、一定の地域に50局も100局も「放送局」は乱立するのです。選ぶのはお客さまです。よほどコンテンツに力を入れ、チャンネル順位(検索順位)を上げなければ「存在感」、「存在価値」はなくなります。

フリー同士の競争ってなんでしょうか。たしかに、料金はフリーです。しかし、お客さまは「時間という大きなコスト」をホームページを見るために払っているのです。

お客さまが支払った大切な「時間コスト」に見合うだけの鮮度の良い物件情報がなければ、お客さまは満足するはずがありません。フリーの世界でもお客さまの満足感が決め手なのです。

フリーの世界での最大の成功者はグーグルです。グーグルは、情報検索をはじめ各種の機能・サービスをフリーで提供し、そこで生じたユーザーの「注目」を広告の場として価格づけることで大成功しているのです。

インターネットは競争と変化の激しい世界です。技術面からいっても、「情報処理能力」、「記憶容量」、「通信帯域幅」はコスト・容量・速度の面で文字通りマンスリーの競争です。

「FREE」の著者、アンダーソン氏によると、デジタルなものはフリーになりたがる法則があるとのことです。つまり、デジタル化された情報・知識・プログラム・画像・音楽などはフリーに向かって進むということです。

変化と無料化という切り口でネット不動産の世界を見ると、様々なものが見えてきます。

まず、ネット店舗・ホームページは物件情報の無料提供はスタート時から実現しています。今の時点では、会社情報や業界情報の十分な提供が求められているというふうに変化しています。

ホームページ運営のソフト面ではどうでしょうか。ネット不動産向けのソフト開発会社は激しい競争を水面下で行っているようです。フリーの世界とは別の方向に進んでいるように見えるのが気がかりです。

ネット店舗・ホームページ運営のノウハウという面ではどうでしょうか。運営ノウハウが確立されていないという、新しい業態であることもあって、方向は、まだ見えていませんが、目ざすべきは、運営ノウハウのフリー化であることは確かです。

「ネット不動産フロンティアノート」が、運営ノウハウのフリー化を目ざすパイオニアになれればと願っています。



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